学校での出来事
防災食実習の様子
9月は、防災について日々の生活を点検する月です。関東大震災から100年、胆振東部地震から5年が過ぎました。辛く悲しい大災害の教訓を生かして、備える必要があります。
そこで、3年生選択科目「フードデザイン」では、災害と食事について学習します。日頃からどのような備えが必要かを学び、最も大切なのは使い慣れておく、食べ慣れておくことですので、災害時を想定した調理実習を行います。今回は、カセットコンロとポリ袋でできるメニュー「親子丼・みそ汁」を作りました。常備食材からとても簡単に、しかも美味しくできる料理に、生徒達は大きく関心を寄せていました。「とても大切な勉強だ!」と、1人暮らしを数ヶ月後に控えた3年生は、学習内容を自分事として捉え、多くを学んだいたようです。
チラシを利用して作った器にビニル袋をかぶせたものを「食器」として使用
みそ、乾燥わかめ、高野豆腐、麩、だしを入れみそ汁作り
ポリ袋クッキング 炊飯
完成した「親子丼」
2学年就職ガイダンス
9月5日、2学年で「就職ガイダンス」を実施しました。
「社会人に求められるスキルは何か?」「自分のアピールポイントはどんなところ?」など、キャリアデザインをテーマに、自分自身の将来と向き合う、大変充実した時間となりました。
授業の最後には、仲間とペアを作ってプチ面接練習!話す側も聞く側も、表情や作法に気をつけながら活動しました。
9月7日には体験型進路ガイダンスが予定されています。さまざまな視点から学び、たくさん迷いながら自分自身の可能性を広げていって欲しいと思います。
「ふまねっと」体験学習
9月6日(水)、2年生選択科目「生活と福祉」の授業で、「ふまねっと」の体験学習を行いました。普段、高齢者の方と接する機会が少ない生徒達が、これまでほとんど経験のない「ふまねっと」を通して交流・体験をしました。戸惑いながら、照れながら、サポーターの方の説明を聞いて一生懸命ステップを踏む生徒達。高齢者の方は、高校生から若いエネルギーをもらい、高校生は、高齢者の方々から人生の積み重ねの大切さを教わりました。お互いに、良いエネルギーを与え合うことができたとても充実した時間となりました。
オープンハイスクールを実施しました!
8月30日(水)に南十勝の中学生・保護者・中学校教員を対象に、オープンハイスクール(1日体験入学)を実施しました。
学校説明では、学校長から来年度からはじまる新学科について、また、生徒から行事部活動、学習、進路活動等について説明しました。
生徒一人ひとりを大切にし、個々の進路希望に応じて熱心に指導するという大樹高校の取り組みが、多くの来校者に伝わったと思います。
また、授業見学や体験授業をとおして、少しでも大樹高校の雰囲気や魅力を感じ取っていただけたと思います。
今年度のオープンハイスクールは終了しましたが、「授業を見学したい」「大樹高校の取り組みが知りたい」という中学校関係者の方がおりましたら、本校教頭までご相談ください。
生と性に関する講演会を実施しました
8月24日、生と性に関する講演会「多様な性を知ろう・考えよう」を実施しました。講師として、にじいろほっかいどう事務局長の真田陽氏をお招きしました。真田氏は、小学校教員として働いており、自らもトランスジェンダー当事者として、自身の経験に基づいて多様な性についてお話しをしてくださいました。
この学習を通して、人には様々な違いがあることを知り、自分と他者で「ちがうこと」「おなじこと」は何かを考えることができました。多様性を尊重し、一人一人が幸せに生きることができる社会の実現のために何が必要なのかを、それぞれが深く考えるきっかけとなった大変貴重な講演会となりました。