文化と季節を大切にする家庭科の取り組み

 春の訪れが遅い北海道もすっかり暖かくなりました。すでに桜は散ってしまいましたが、たんぽぽが辺り一面に咲き乱れ、黄色のジュータンのようです。

 さて、本校家庭科では季節の移り変わりを大切に授業を進めています。見て触れて食べて・・・五感を使って感じてもらう体験を用意しています。

 フードデザインでは、旬の食材を用いた調理実習を行いました。

 ①いちごのロールケーキ

  十勝産の小麦粉、砂糖、生クリームを使ったふわふわロールケーキです。

この日お誕生日だった生徒がいて、クラスみんなで「ハッピーバーズデー」の歌のプレゼントをしました!

②いもだんご

 採れたてのじゃがいものおいしさは言うまでもないのですが、一冬超した「越冬じゃがいも」は甘みが増してさらにおいしくなります。農産物に付加価値をつけることを学習しながら北海道の郷土料理でもある「いもだんご」をつくりました。

「保育基礎」では、伝承遊びの学習とからめて「草花を使った遊び」を体験しました。

たんぽぽを用いた冠作りを行ったのですが、ほとんどの生徒が作り方を知りません。人から人へ「伝承」されてきたはずの遊びを多くの子どもたちが知らないという現実があります。YouTubeをみれば何でも教えてもらえる時代ではありますが、そこには心と心のつながりがありません。今だからこそ大切にしたい取り組みの一つです。

日本の食文化、児童文化について学習しました。ここから課題を見つけ、更に深く掘り下げる学習へと発展させてくれることを期待します。